N式(側面差し込み式)
通常のN式は、フタに付いている差し込みが箱の中に入り込みますが、この形式は箱の手前に出来る左右の額縁の隙間にフタが差し込まれます。
フタの形状で2タイプあります。
- ① 左の図面はフタ左右の差し込みが無く内容物に干渉しません
- ② 右の図面はフタ左右の差し込みが箱の中に差し込まれます
N式に対するN式側面差し込み式形状のメリット
- ①は差し込みが箱の中に入らないため、内容物を傷つけたり、内容物に干渉したりすることが無い
- ②はフタ部分も両サイドの差し込みにより完全に内容物を包み込むため、箱にした状態で内容物を確認しづらい
N式に対するN式側面差し込み式形状のデメリット
- ①は差し込み部分は箱の外側に差し込まれますが、フタ部分の左右と本体との間に隙間が出来る
- ②は差し込み部分は箱の外側に差し込まれますが、フタ左右に差し込みが付いているためその部分が内容物に干渉する可能性がある
① ②共に展開図が、N式に対して両サイドの額縁分大きくなります。
そのため、箱単価及び木型代が上がる可能性があります。
この形式で、深さを深くしていくと展開図の大きさが通常N式に比べ大きくなりますので、箱のタテ・ヨコ・タカサにより、使用する形式を見極める必要が出てきます。